2012年09月19日

離婚について(その6)

 今回は、面会交流について、お話ししましょう。
 
 面接交渉という言い方をすることもありますが、近時は面会交流というのが一般的です。
 
 離婚すると、未成年の子は、いずれかの親の下で監護されて生活することになります。子と別居することになる相手方は、子と会うことを求めます。子どもの側からみれば、別居していても親に会う権利を持っているということができます。
 
 離婚した両親は、相互に不信感を持っており、一旦子を相手に引き渡すと返してくれなくなるのではないかと心配するのが通常です。
 そのため、面会して交流する場合には、予め目的・場所などを決めておき、最初は双方の弁護士立会の下で面会を始めるなど、面会交流のための信頼関係が築けるようにします。
 予め約束していなかったプレゼントを突然子どもに渡したりすることは不信感につながります。
 信頼関係が築ければ、一泊での面会交流なども可能になっていきます。子どもの利益のために双方が割り切れるようになることが重要です。
 
 夫の妻に対する暴力が原因となっている離婚などの場合には、不信感が強いので、手紙による交流などから始めるということになるでしょう。
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2012年09月11日

離婚について(その5)

 今回は、財産分与と年金分割について、お話ししましょう。

 財産分与は、前に述べたとおり、婚姻して、共同生活をする中で、形成された財産の清算をするという考え方が中心になります。
 プラスの財産(不動産、預貯金など)からマイナス財産(住宅ローンなど)を差し引いた財産を対象として、その財産形成についての寄与率を乗じて算定することになります。基本は50%ずつです。
 婚姻後に、共同して形成したものですから、婚姻前に蓄えた預貯金や、婚姻中であっても、それぞれが、実家の相続によって取得した財産などは、各自の固有財産であって、財産分与の対象とはならないのが原則です。
 
 年金分割というのは、婚姻後、夫のみ勤めていて、年金保険料を給与から払っていたといった場合に、妻も過去にさかのぼって保険料を払っていたというように、年金の記録を書きかえるような手続きをするものです。
 分割する割合を双方協議の上、決めて、公正証書にする場合や、調停で合意する場合、審判で割合を決めてもらう手続きがあります。基本的には、各50%といわれています。
 年金分割をする場合には、仮に、各50%と割合を決めた場合、将来受け取れる年金が、いくらになるか情報提供を求めることができます。
 最寄りの年金事務所(旧社会保険事務所)に年金手帳等必要書類を持参して手続きをとることができます。
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